結論:英検準1級は、高校3年生でもそれほど難しくなく取れます!
高1の終わりの段階では、英検準1級は難しいと思いますが、
高校2年生になる前の今から勉強を進めて行けば、高3の夏前後で英検準1級を取る生徒が出てきます。
まずは、高2の夏前後で英検の2級を目指してください。
目次
《英検準1級のレベル》
藤井セミナーの生徒の中には、対策はほぼしなくても英検準1級を取る生徒が毎年何人もいます。実は、関学、同志社、明治、さらに早稲田慶応の英語長文となると、レベル的には英検準1級から1級レベルの長文が出ます。なので、覚える単語もほぼ同じとなります。実際、塾でも高3になると、時々、英検準1級や1級の長文もやっていくので、そのレベルがわかるはず。
(でも、英語が苦手な人、心配しないで!普通にちゃんと頑張れば、このレベルに到達します!英語の勉強には、通っている高校のレベルも全く関係ありません!!)
藤井セミナーの合格者の勉強からみた、英検準1級に合格する指標は以下です。
②長文音読復習を6か月以上(ネイティブ音声も使ってのシャドウイングもやる)
③過去長文20枚をしっかり毎週回せている
この3つがそろっている生徒が、直前に2~3回、英検準1級の問題集で練習をして受験すれば、受かってきます。
例をあげると、須磨翔風(兵庫県)の浪人生の男子が英検準1級に受かっています。去年は、葺合高校(兵庫県)の3年生の女子が2人受かっています。彼女らは、関学にも合格しています。実は、これらの生徒より、もっと英語ができる生徒はたくさんいるのですが、全員が英検に興味があるわけではないので、英検を受けない生徒もかなりたくさんいます。
英検対策を特別にしたわけではありません。長文に関しては、段落ごとに問題が設定されているので、関学・同志社・明治などの英語長文よりかなり解きやすくなっています。
「英検準1級は、それほど難しくなく取れます!」としたのは、受験勉強として英語をしっかりと頑張って、関学同志社や明治レベルに受かる英語力を持った生徒なら、それほど難しくないどころか、比較的簡単に受かるという事です。
《英検準1級の対策》
まずは大学入試勉強として、塾の単語集と熟語集を必死で覚えて行き、長文音読復習を継続して、それもネイティブ音声を利用したシャドウイングもしっかりとやる事です。そして単熟語一斉テストで80%(センスがある生徒は70%)を達成した時に、その時までしっかりと長文音読復習をしていれば、英検準1級の過去問を解いてもかなりできるはず。今までの合格者の例からだと、3回ぐらい時間を計って練習したら合格をしてきているようです。不安なら5回ぐらい時間を計って解いてください。
《英検の利用の仕方》
英検は大学以降は資格として通用しないので、全く興味を示さない生徒も多くいます。大学以降はTOEICです。でも、大学入試で、一部の大学で、英検2級なら英語の得点を80%と換算するとか、英検準1級を取ってたら英語の試験を免除…という大学があります。どの大学で英検が利用できるか、できないのか??もしくは利用できた場合はどのように設定しているか…などは、大学ごとに調べなくては分かりません。
例えば関西大学の経済学部では、大学が実施する3教科型の募集は320名です。共通テスト利用の募集も26名あります。そして英検2級を取っていたら、国語と社会だけの受験で合否を決める枠が20名あります。
ここで重要なのは、「その受け方での定員は何名か?」ということです。
関学も、一般入試で英検利用はあるのですが、共通テスト型の募集の中で、英検を代用できる仕組みがあるだけです。ここも募集人数はかなり少なくなっています。なので、普通の私学文系タイプの受験ではほぼ関係ありません。
同志社は、今の所、英検利用での一般入試はないようです。
《英検2級のレベル》
今までの生徒を見ていると、関学や同志社に英語が得意で受かっていれば、英検準1級は受かってきています。英検2級は、「やや英語が得意」な高校生なら高2の夏前後で、ほとんど対策もせずにクリアーして欲しいレベルです。正答率も60%で合格するので、実際は英語が苦手でできない生徒でも、センスがあればちょっとコツを掴んで受かったり、「4割実力2割がカン」で受かる人もいます。英語が得意なら、英検2級は8割以上はカン抜きで得点したいところです。つまり、難関大学の英語の問題からしたら、英検2級はかなり簡単だという事です。
まとめ:指標をもつことが大事です
新しい塾、新しい勉強法は斬新です。でも飽きたり慣れてしまって、何となく勉強していては段々と最初に意図していたものからかけ離れてしまうことも。
継続するためには、シンプルな勉強法で具体的に何パーセントをクリアするか、指標をもつことが大事です。
意識して取り組んでいきましょう。