立命館大学の英語の特徴

1. 立命館大学について

 

立命館大学は、「関関同立」の一つとして有名な大学です。

関関同立の中で一番学生数が多い大学です。

立命館大学には、京都府京都市にある衣笠キャンパス、滋賀県草津市にあるびわこ・くさつキャンパス、大阪府茨木市にある大阪いばらきキャンパスの3つのキャンパスが設置されています。

衣笠キャンパスには、法学部、産業社会学部、国際関係学部、文学部、映像学部の5つの学部が設置されており、びわこ・くさつキャンパスには、経済学部、理工学部、スポーツ健康学部、食マネジメント学部、情報理工学部、生命科学部、薬学部の主に理系学部の7つの学部が設置されており、大阪いばらきキャンパスには、経営学部、政策科学部、総合心理学部、グローバル教養学部の4つの学部が設置されています。

計16学部がそれぞれのキャンパスにほぼ均等に振り分けられて設置されています。

 

2. 立命館大学の入試について

 

立命館大学の一般入試について述べていきます。

文系学部で英語と国語が必須となり、選択科目は社会と数学の中からとなる3教科で構成されます。

理系学部(理系受験)では、英語と数学が必須となり、理科の科目の中から選択となる3教科で構成されます。

立命館大学では、文系学部を受験するにしても理系学部を受験するにしても必ず英語の試験を受けなければなりません。

ほとんどの学部で英語の配点が一番高いので、英語で高い点数を取らなければ合格が難しくなります。

3. 立命館大学の英語の問題について

 

立命館大学の英語の出題形式は以下のようになります。

 

試験時間は80分(全て選択式)

[Ⅰ]長文読解

[Ⅱ]長文読解

[Ⅲ]会話文

[Ⅳ]文法語彙問題

[Ⅴ]文法語彙問題

 

5題の大問から構成されており、[Ⅰ]と[Ⅱ]が長文問題で、問題全体の40%が長文問題となっており、長文はそこまで長くはなく、全体的な問題のレベルは、標準レベルです。

また、読解問題は、読解力、文法問題は、文法力を問うといったように、問題それぞれに求められている力がわけられて出題されます。

[Ⅰ]単語数は、長文のみで大体900単語程、問題文を入れると1300単語程

[Ⅱ]単語数は、長文のみで大体800単語程、問題文を入れると1000単語程

[Ⅲ]単語数は、400単語程

[Ⅳ]単語数は、200単語程

[Ⅴ]単語数は、200単語程

 

大問5題すべてで、長文で1700単語程、問題文を入れると3100単語程となり、単語数はそこまで多くはありません。

 

4. 時間配分に関して

 

試験時間は、80分となり、10分間余らせて、解答ミスの確認や、飛ばした問題を再度解くための時間にあてたいので、実質解く時間は、70分と考え、大問題の時間配分の目安を決めると、以下のようになります。

ちょっとした微調整は、何回も過去問を解き、自分のベストな配分で調整して下さい。

 

[Ⅰ]20分

長めの長文になるので、一番時間を取る。

[Ⅱ]15分

長文なので少し時間を取る。

[Ⅲ]15分

会話文2題なので少し時間を取る。

[Ⅳ]10分

文法語彙問題なので、あまり時間はかけない。

[Ⅴ]10分

文法語彙問題なので、あまり時間はかけない。計10問なので、1つ1分程度で解く。

 

5. 配点に関して

 

配点は、全額統一方式の文系学部は120点満点、理系学部では100点満点です。

 

[Ⅰ][Ⅱ]に関して、年度により様々で、[Ⅰ]と[Ⅱ]は大体配点が同じで[Ⅰ][Ⅱ]合計で60点満点になっています。

[Ⅲ][Ⅳ][Ⅴ]の合計で60点満点となっています。

理系学部では、[Ⅰ][Ⅱ]の合計で50点満点、[Ⅲ][Ⅳ][Ⅴ]の合計で50点満点です。

大体配点は、1問2~3点となっています。

 

6. 問題の特徴

 

立命館大学の問題は、幅広く長文、文法、会話文とバランスよく問題が出題されますが、基礎的なレベルの問題が多いので、基礎を固めておく必要があります。

 

また、[Ⅰ]の長文の内容一致問題で、「一致するもの」、「一致しないもの」、「本文からはどちらとも判断しかねるもの」を選択する問題が出るのが特徴で、「一致しないもの」なのか「本文からはどちらとも判断しかねるもの」なのかどちらか分からなくなってしまう受験生が多いので、過去問で対策しておきましょう。

 

[Ⅰ]の最後の問題で、内容を表すものを選択する問題があり、これは、その長文をまとめて一言で表す能力が必要になります。

そのため、日頃から長文問題を要約する練習をしておくことで訓練できます。

最初から文全体の要約をするのは難しいので、まずは段落ごとに要約をして慣れていき、文全体の要約をするといったように段階を踏んでいきましょう。

 

[Ⅱ]では、指示語が何を指すのか選択する問題が出るので、日頃からThisやitのような指示語が出てきたら何を指すのか考えながら長文を読みましょう。

 

[Ⅲ]の会話文、[Ⅳ][Ⅴ]の文法語彙の問題は、比較的基本的な内容の問題になるので、受験日までに基礎固めをしておき、落とさないようにすることが大切です。

 

7. 立命館問題対策

 

[Ⅰ][Ⅱ]の長文問題に関しては、長文音読しながら、内容一致問題、指示語、内容要約などを訓練することができます。

 

[Ⅲ][Ⅳ][Ⅴ]に関しては、文法を叩き込み、単熟語の暗記を漏らさず行うことが大事です。

 

8. 最後に

 

立命館大学志望の人はこの記事を参考にして、毎日の勉強や対策を行ってください。

過去問をやりだすのは、秋頃です。

それまで基礎固めの「音読復習」、「Grammar Now ! 471」の勉強、単熟語の暗記をやりましょう。

また入試傾向でお伝えしましたが、立命館大学の英語は少し特徴のある問題もありますが、基本的な問題が多いので、英語の基礎をつくる「音読復習」をしっかりすることが大事です。

まずは基礎の勉強の「音読復習」を毎日頑張っていきましょう。

 

英語長文が苦手な人は、長文音読復習を勉強のメインに据えて頑張って下さい!
そうすると、必ず、英語全体のの成績はアップします!
一番効率的に、しかも確実にアップします!!

 

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