目次
1. 近畿大学について
近畿大学は、関西の中堅私大のグループの「産近甲龍」の一つです。
近畿大学には、大阪府東大阪市にある東大阪キャンパス、大阪府大阪狭山市にある大阪狭山キャンパス、奈良県奈良市にある奈良キャンパス、和歌山県紀の川市にある和歌山キャンパス、広島県東広島市にある広島キャンパス、福岡県飯塚市にある福岡キャンパスの3つのキャンパスが設立されています。
14学部あり、法学部、経済学部、経営学部、理工学部、建築学部、薬学部、文芸学部、総合社会学部、国際学部は東大阪キャンパスに設置されており、医学部は大阪狭山キャンパスに、農学部は奈良キャンパスに、生物理工学部は和歌山キャンパスに、工学部は広島キャンパスに、産業理工学部は福岡キャンパスに設置されています。
文系学部が東大阪キャンパスに集約されており、理系学部は西日本に点在しています。
また、2022年4月に東大阪キャンパスに情報学部が新設予定で、2022年には全部で15学部になります。
2. 近畿大学の入試について
近畿大学の一般入試について述べていきます。
一般入試の3教科型の共通テストを利用しない方式の試験では、文系学部で英語と国語が必須となり、選択科目は社会と数学の中からとなる3教科で構成されます。
理系学部では、英語と数学が必須となり、理科の科目の中から選択となる3教科で構成されます。
近畿入試の一般選抜の3教科型の共通テストを利用しない方式の試験では、文系学部を受験するにしても理系学部を受験するにしても必ず英語の試験を受けなければなりません。
3. 近畿大学の英語の出題形式
試験時間は60分(選択式のみ)
[Ⅰ]会話文
[Ⅱ]長文読解
[Ⅲ]文法問題
[Ⅳ]同一の意味の英文を選択する問題
[Ⅴ]単語問題
[Ⅵ]語句整序問題
[Ⅶ]長文読解
問題は7題の大問から構成されており、[Ⅱ]と[Ⅶ]が長文問題で、[Ⅰ]は会話文なので、問題全体の2/7が純粋な長文問題となっており、文章を読む問題も入れると3/7が英語の文章を読む問題となっています。
[Ⅱ]と[Ⅶ]の長文問題では[Ⅶ]の方が長い長文の問題となっており、設問数も多くなっています。
[Ⅱ]の方は、短い長文で、長文中の空所に単語を入れていく問題となっています。
[Ⅲ]は文法問題で、[Ⅳ]は例文と同じ意味の英文を選択する問題で、[Ⅴ]は用例の英文が与えられ、それに相当する単語を4択から選ぶ問題で、[Ⅵ]は日本語文と同じ意味になるよう語句を並びかえる問題となっています。
[Ⅰ]1つ目の会話文の単語数は、会話文のみで大体100単語程、問題文を入れると200単語程
2つ目の会話文の単語数は、会話文のみで大体100単語程、問題文を入れると250単語程
[Ⅱ]単語数は、長文のみで大体200単語程、問題の単語を入れると210単語程
[Ⅲ]単語数は、200単語程
[Ⅳ]単語数は、250単語程
[Ⅴ]単語数は、150単語程
[Ⅵ]単語数は、100単語程
[Ⅶ]単語数は、長文のみで大体450単語程、問題の単語を入れると1000単語程
大問7題すべてで、長文・会話文のみで1550単語程、問題文を入れると2360単語程となり、問題数は多いですが、使用されている単語数はそこまで多くありません。
4. 時間配分に関して
試験時間は60分で、10分間余らせて、解答ミスの確認や、飛ばした問題を再度解くための時間にあてたいので、実質解く時間は50分と考え、大問7題の時間配分の目安を決めると、以下のようになります。
ちょっとした微調整は、何回も過去問を解き、自分のベストな配分で調整して下さい。
[Ⅰ]10分
短い会話文2題なので、1題5分ずつで解く。
[Ⅱ]5分
短い長文なので時間をかけない。
[Ⅲ]5分
文法問題6題なので1つ1分かからないくらいで解く。
[Ⅳ]5分
時間をかけない。
[Ⅴ]5分
単語問題なので時間をかけない。
[Ⅵ]5分
時間をかけない。
[Ⅶ]15分
出題されている中で一番長い長文なので時間を取る。
5. 配点に関して
配点は、100点満点です。
それぞれの配点は年度により変わりますが大体各2~4点程となっています。
6. 問題の特徴
近畿大学の問題は、問題数が多く、幅広く長文、文法、語彙、会話文とバランスよく問題が出題されますが、問題のレベルは基本的な標準レベルの問題が出題されます。
多岐にわたる長文や文法、語彙の問題が出題されるので、長文対策、文法対策、単熟語の暗記といった基礎的な勉強をしっかりとしておくことが必要です。
7. 近大問題対策
全部で大問が7題あり、[Ⅱ][Ⅶ]が英語長文の問題で、大問7題と問題数が多い上に2つの長文を読解しなければならないので、英語長文を読むことに慣れ、速読できるようにしなければなりません。
そのため、英語長文速読オンライン塾では、英語長文の「音読復習」を毎日して長文に慣れる、文章の構成を学ぶ(文法力)、単語熟語力を養います。
そうすることで、英語長文を速読する力も培います。
[Ⅱ]は長文問題ですが、空所補充の問題内容は、文法語法問題で、[Ⅲ]は純粋な文法問題なので、文法を理解できるような文法書をやりこんで、秋か冬頃にネクストステージやヴィンテージのような文法書をすることをおすすめします。
[Ⅵ]は文法、語法、熟語などが絡んだ語句整序問題ですが、基本的内容なので、基本の文法、語法、単熟語をやりこんで暗記しましょう。
問題内容は基礎的な内容なので、基本の英語長文の「音読復習」、単熟語暗記、文法の理解暗記をやりこんでおきましょう。
あとは、問題数が多いのですが、試験時間が短いので、過去問をたくさんやって時間配分を掴んでおくことが大事です。
8. 最後に
過去問を秋頃から本格的にやっていくまでに、英語長文の「音読復習」、英語長文速読オンライン塾の文法書の「Grammar Now ! 471」の勉強、単熟語の暗記をやっていき、基礎を固めていきます。
英語長文、文法、語彙などの問題が出題され、問題レベルは基礎的な内容の近畿大学に合格するには、基礎の勉強をしっかりとしておくことが必要です。
合格に向けて頑張りましょう!!
英語長文が苦手な人は、長文音読復習を勉強のメインに据えて頑張って下さい!
そうすると、必ず、英語全体のの成績はアップします!
一番効率的に、しかも確実にアップします!!