暗記のための時間術

今日の昼に、予備校などで「大事だから必ず覚えておくように」と教えられたことがあったとします。この情報、いったい脳でどのように保存されると思いますか?

 

エビングハウスという心理学者によって発見された「忘却曲線」によると以下のデータが出ています。

覚えた20分後には42%を忘れる。

1時間後では、56%を忘れる。

9時間後では、64%を忘れる。

1日後では、74%を忘れる。

6日後では77%近くを忘れてしまう。

 

ということは、例えば午後3時に学校で大事なことを聞いたとして、夜12時に就寝すると、どれくらいの情報が残っているの?・・・答えは36%です。

 

落胆せず、対策を講じましょう。

 

寝る前の1時間前~20分前の時間は、1日の総復習にあてましょう。昼に勉強したことを思い出し、眠っている間に情報を整理できるといいですね。

人間は、眠っているときに一番脳に情報を定着させていくそうです。過去の記憶や情報の組み合わせを整理し、その結果生じるものが”夢”だそうです。

寝る前にその日1日勉強したことを復習するのは、有効な暗記の方法です。

 

逆に朝起きた直後は、暗記以外の勉強をするのに適していると言われ、応用問題などを解くと、存分に思考を回転させることができます。

とはいえ、現在の自分に足りないものが暗記だとすれば、新しいものの暗記や暗記したもののアウトプットをしていってもいいと思います。

要は、復習の習慣をつくるだけで、暗記の効果が高まることをぜひ体感してほしいと思っています。

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