高校1年生で習う英語の項目をざっと見ていきましょう。
目次
①基本文型
高校で習う英語の文型は、第1文型から第5文型まであります。
- SV(主語・動詞)
- SVC(主語・動詞・補語)
- SVO(主語・動詞・目的語)
- SVOO(主語・動詞・目的語・目的語)
- SVOC(主語・動詞・目的語・補語)
①関係詞
関係詞は、主語・動詞と名詞をつなげる役割を持っています。先行する言葉が人であればwho(主格), whose(所有格), whom(目的格)が使われ、先行する言葉が人以外であればwhich(主格), whose(所有格), which(目的格)が使われます。
また、先行する言葉が、場所の場合はwhereを、時の場合はwhenを、理由の場合はwhyを使います。
③分詞
分詞は、「~ing」の形で表現される現在分詞と、受動態の形で表現される過去分詞の2種類があります。役割は形容詞と同じで、名詞を修飾する働き、文の補語になる働きがあります。基本的な文は、それぞれ下記のとおりです。
I know that barking dog.(私はその吠えている犬を知っている。)
I had just received a letter written in English.(私は英語で書かれた手紙をちょうど受け取った。)
④時制
現在形と現在進行形、過去形と現在完了形、未来形、過去完了形、時制の一致を学習します。
何となくの理解では、うまく大学受験問題に引っかかってしまいます。
⑤助動詞
Must(~しなければならない、~に違いない)
Should(~すべきだ、~はずだ)
Can(~できる・してもよい、ありうる)
May(~してもよい、~かもしれない)
Can not(~できない、~はずがない) など
⑥受動態
受動態とは、主語が動作を受けるとき、つまり「主語は~される」と訳すときに使います。
He was nearly run over by a car.(彼は危うく車にひかれるところだった。)
ほかにも、進行形の受動態や完了形の受動態、助動詞と共に使う受動態などいろいろな受動態を学習します。
⑦動名詞
動詞の原形に~ingをつけて、動詞の特徴をもった名詞をつくることができます。これを動名詞といいます。
Stop yawning and go to bed if you’re sleepy.(眠たければあくびをやめて、寝なさい。)
動名詞は、名詞の役割を果たすため、主語や目的語、補語として使われます。
⑧不定詞
不定詞は、「to + 動詞の原形」で表されるものです。用法は、名詞的活用・形容詞的活用・副詞的活用の3つに分かれます。それ以外に、不定詞の否定形や完了形、予定・義務・意志・可能・運命を表現する「be to + 動詞の原形」も学習します。
⑨比較
比較には、原級、比較級、最上級と3つの級があります。中学で習った比較には、熟語的表現がほとんどありませんでしたが、熟語的表現も増えます。
John is the stronger of the two.(二人の中で、ジョンが強い方だ。)
⑩否定
否定の副詞、否定の形容詞というものがあります。seldom「めったに~ない」やfew「ほとんど~ない」が有名なものです。
⑪名詞と冠詞
名詞と冠詞の関係でいえば、不加算名詞が代表的です。不可算名詞は、数えることができない名詞や総称を表す名詞、抽象的な名詞を指します。例えば、water, paper,money, furniture,information, homeworkなどがあります。
⑫代名詞
同じ名詞を繰り返し使わないために代名詞があります。one, ones, that, those,both, either,neither, another, the otherなどがあります。
⑬形容詞
形容詞は、名詞を修飾する役割と補語になる役割を持っています。形容詞の基本的な用法に加えて、be able to~のような「~できる」という用法や、数量形容詞を学習します。
⑭副詞
副詞は、名詞以外のものを修飾する品詞です。主に「いつ、どこで、どのように、どのくらい」を表します。時間であれば、yesterday, tomorrow, this morningなど、場所であれば、here, over there, homeなど、どのようにであれば、carefully, happilyなど、どのくらいであれば、often, usuallyなどの頻度を表す言葉が代表的な副詞です。また、fortunatelyのように文全体を修飾する副詞も存在します。
⑮接続詞
接続詞は、thatを使うものとそれ以外のものに分類することができます。thatは「~ということ」と訳され、名詞節を導きます。その他の接続詞としては、if, by the time, as, sinceなどが挙げられます。
⑯前置詞
英語に苦手意識を持ってしまう1つの原因となる前置詞も、高1で理解しておきたい内容です。at, on, in, to, for, by, of, out of, under, overなどは頻出であるため、前置詞の持つイメージをきちんと理解できるようにさまざまな使い方に触れることをおすすめします。
以上、ざっと挙げてみました。
できるようになるためには、基礎をもう一度習いなおすこと。
イチからやり直すこと。
これしかないのです。
授業後のアフターフォローを利用して、基礎からもう一度やり直しませんか?