映像授業か個別指導か…自分に合った選択は?

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高校2年生だと、まだ手探り状態で勉強を進めている人も多いはず。
宣伝などで気持ちが揺れていませんか??

最近の主流(?)の勉強方法である「映像授業」と「個別指導」の特徴を考えてみましょう。
(大学受験英語に限定しています)

映像授業は??

・メリットは言うまでもなく、場所、時間に制限がなく、有名予備校講師の授業を受講できるところです。
・英語長文の速読は、アウトプット(復習)の徹底でしか身に付きません。
映像授業は受け身のインプットなので眠たくなるばかりでなく、苦痛に感じる生徒も多くいるようです。
・時間制限への練習、緊張対策、単語の暗記…は結局、映像では対策できません。
・タブレットなどを見ると「脳がゴミ屋敷」になって、スマホ認知症になり、脳がうつ状態になって行くと言われています。なので、単純に健康に非常に悪い!気になる人は、「スマホ認知症  過労脳  ゴミ屋敷」で検索してみてください。
・タブレット内の先生は、何回巻き戻しても、同じ説明を繰り返すだけなので、分からない人には時間 の無駄。生の先生は、分からなければ、違う説明の仕方で分からせてくれます。
・人間の脳には前頭前野という領域があります。これは生の人間と向かい合ってる時は活発に反応するのに、タブレットの中の人間には反応しない…ということがわかっています。この脳の中の前頭前野 の働きは、「考える」「記憶する」「アイデアを出す」「感情をコントロールする」「判断する」 「応用する」などで、人間にとって重要な働きを担っているため、人間が人間らしくあるためにもっとも必要な存在といえます。

つまり、映像授業に依存したり、YouTube ばっかり見ていると、脳の働きが悪くなるってことです。

大手の映像授業の予備校から移って来た生徒が言ってた事です。
– 眠ってても、さぼってても、ばれにくいから、映像を再生しっぱなしで多くの生徒が寝ている。
– 中には、映像授業をこなすノルマが遅れている生徒は、早送りで再生だけしている。
– 分からない時、何回見ても同じ説明しかしないから、時間の無駄だと思った
– 映像をスイッチオンして見だしたら、それまで眠くなかったのに、すぐに睡魔が襲ってくる…

 個別指導は??

・進路指導や勉強方法の指導は個別対応しかあり得ないと思いますので、ここでの個別指導は勉強面のみについて考えています。
・メリットは自分のペースで勉強を進めることができ、分からなければそこで授業をとめて質問できるということでしょうか。
・しかし、この自分のペースというものがいい場合もあれば悪い場合もあります。指導する上で、生徒の「今」の実力を考慮するだけでなく、「合格に必要なレベルはここ」という地点を気付かせることがとても重要であると感じています。ここを曖昧にしていては、結局生徒の大幅なレベルアップは難しいことが多いです。勉強というのは「気付き」です。
・入試では沢山の人が1か所に集まって問題を解き、その時にかなり緊張します。個別授業では、先生と馴れ合いになることもあり、「緊張感に慣れる」ことは少ないです。
・先生との雑談が多くなり、先生に過剰になついて、かなりの甘えが出てきます。
これらは、高2の秋以降、個別指導を辞めて藤井セミナーに来る生徒が毎年言っていることです。
※中2の英語力がない場合は、個別指導の方が良い場合もあります。

最後に

もし、現代文の力をアップさせたいので読書をしたい…という人は下記の3冊の本を読んでみては?
とても面白かった…でも、ある意味で怖い話です…

①「スマホ脳」(新潮新書)アンデシュ・ハンセン(精神科医) 1078円
②「スマホが学力を破壊する」(集英社新書)川島隆太(東北大学教授) 814円
③「オンライン脳 東北大学の緊急実験からわかった危険な大問題」(アスコム)川島隆太(東北大学教授) 1397円

これらの3つの本を読んでいると、どれだけスマホを含むデジタルデバイスが人間の脳に良くないか!…がわかります。人間の脳はまだ「サバンナ時代のまま」でデジタルデバイスに適応していないそうです。スマホやタブレットを使えばすぐに脳が疲れるので、映像受業は受験勉強には向きません。

③の本には、こんな事が書かれていました…
『現時点で、オンライン教育が子供たちによい影響を与えたことを示すデータは全くないのです。むしろその逆で、OECD(経済協力開発機構)の学習到達度調査によると、学校にコンピュータが配置されればされるほど、子供の数学の成績は下がるというデータがあります。国語の読解力でもオンラインの使用が多いほど成績が下がっているのです。』

これらの本、気になった人は読んでみては? とても面白いし、現代文の力をアップさせるきっかけにもなると思います。

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