高校2年生対象のお手紙から抜粋:入試と普段の勉強の違いは?

 入試と普段の勉強の違いは??

1)時間制限(時間がどんどんなくなり、焦って来る→そしたら、頭は空回りしていき、ますます悪循環)
2)辞書は引けない(入試では、辞書を引いて調べることなんかできません!)
3)緊張する! (入試では、大人数が 1 か所で問題を解きかなり緊張します!)


以上の3つの事
を解消するのに関係ない勉強方法は、 時間とお金が無駄な勉強法になります。

 実力がつくタイミングは?

「実力アップのタイミング」について考えてみてください。「授業の前」「授業中」「授業の後」のどこを重視するかで勉強のやり方や効率が大きく変わります。
学校では、「授業の前」の予習が大事になります。予習を重視するのだから、実力アップのカギは「授業前の予習」にあると考えられてると思います。
藤井セミナーでは、「授業の後=復習」を重視しているので、「授業の前」の予習は一切ありません。実力アップのタイミングは「授業後の復習」となります。
この授業後の復習こそが、一番、英語の実力も成績もアップするポイントなのです。
授業はある意味「練習教材」を作る作業になります。

 復習を繰りかえす

野球部にいる 2 人がダブルプレーを確実に取りたい場合、ポイントだけその場で教えてもらって、すぐにノックを受けて反復練習です。ピアノやギターを習ってて、うまくなりたい場合、先生の模範演奏を聴いたり見たりして、すぐに真似をして練習を繰り返ししていくはずです。
つまり、ここでの「実力アップ」とは試験の本番で高得点を取ることなので、「実戦力」を鍛える事なのです。そう考えたら、英語の長文だけやり方が違うわけがありません。やり方は全く同じです。だから、予習は無しで、復習(≒反復練習)をして鍛えていくのです。この方法はプロのスポーツ選手や音楽家も同じ方法で上手になってプロになっていってるのです。

 予習がない理由

1)時間の有効活用(予習は時間を無駄にしています)
英語長文を速く読むには、「ノウハウの経験≒やり方の暗記」が必要です。やり方を忘れていては、速く読 めません。忘れないためには、繰り返しの練習(=復習)が必要です。
2)大量にこなす
英語長文は英語力以外にも、背景知識が豊富な方が分かりやすいのです。似たようなテーマで問題が出題されることは多々あります。自分の知らないテーマの長文は、そこから考え方を深めることができます。 これ現代文の力にもかなり効果を発揮します。

 続けるこつ

 継続可能な勉強でなければなりません。運動部で時間がない生徒に対しても、飽き性の生徒に対しても。予習をするなら、筆記道具と机が必要です。でも、復習は一旦授業でメモをしておけば、後は一気に全文しなくても、2 分や 3 分のスキマ時間を見つけて勉強を開始して継続ができるのです。例えば、初日はバス停でバスを待っている 3 分で英語長文を 5 行分読む。バスに乗っている 10 分間で、英語長文を次の 10 行分読む…とゆっくり進めていても、3 日目にもなると、バス停でバスを待っている 3 分間で英語長文プリントを 1 枚、英文のみでざっと読めるようになっていたりします。
飽き性の生徒は、同じ長文を読むのでも、毎回目的を変えてみるなどの工夫が必要です。自分の中で、成績がアップするときのイメージを考え直すことも大事なので、このあたりがしっくりこない方はご相談くださいね。

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