英語長文の復習の仕方は、とても大事なので何度も言います。
英語の実力がアップする時間帯は、復習をしている時間しかありません!授業をいくら受けても、映像授業をいくら見ても、それは実力アップのチャンスを得ただけです。そのチャンスをものにするのが英語長文の音読復習です。この方法は「必ずこれのみが正しい!」という事ではないですが、やり方がわからないとか、まだやり方が確立されていない人は、まず、以下の方法で始めて、そこから自分なりにアレンジしていってください。上達の第一歩は、真似です。それからアレンジです。アレンジの方向性は、自分に厳しく、そしてより効率を求める…という方向性で行って下さい。単にしんどくてつらいから…と改悪することのないように!
英語長文の音読復習の段階をレベル0からレベル4までに分けてみます。
fa-arrow-circle-rightレベル0 文法的にも構造的にも英文の分析ができて、和訳ができるレベル
英語ができる人は、授業中に達成できているかもしれません。英語が苦手な人でも初日でクリアーしてください。
英語が苦手な人は積極的に、和訳添削を利用しましょう!時間はかかりますが、「添削箇所が多い」=「英文の分析が出来ていない」ということです。
fa-arrow-circle-rightレベル1 同時通訳読み(授業のメモ長文を利用して音読復習)
これが速読練習の第一歩です。2日以内で数回繰り返すのが目安。英語が苦手な人は2日以内に10回ぐらいが目安。回を追うごとに、だんだんと早口でできるように!受験の英語は、スピードが全てと言っても過言ではない!時間制限がある試験だということを意識するように!!
fa-arrow-circle-rightレベル2 英文音読(授業のメモ長文を利用して音読復習)
同時通訳的な読み方で内容を掴んできたら、日本語は言わずに英語だけを音読する。3日目ぐらいが目安。
これも回数を重ねるたびに速く読めるようにしていく。
fa-arrow-circle-rightレベル3 白文での同時通訳読み(最後に渡している復習用の長文です。これには単語の意味などのメモはしない!)
白文(はくぶん)とは、復習用に渡している英語長文プリントで、日本語などのメモをしていない長文の事をいいます。
当然、単熟語も覚えていないと白文での音読復習はできません。
これは、できる人は確認程度で2~3回で済むはず。さらにできる人は、これは飛ばしてレベル4に行ってもOK。
4日目ぐらいからは、白文で英文のみの音読ができるのが目安です。この頃には、週の後半の授業があるはず。
なので、もう1つの英語長文の復習を深くする必要があります。
fa-arrow-circle-rightレベル4 白文での英文音読(最後に渡している復習用の長文です。これには単語の意味などのメモはしない!)
白文を使って日本語は言わずに英語だけを読んで行き、内容を理解できるように、何回も英語長文プリントを読
み込みます。ここまでが、最低ラインの目標地点です。
fa-arrow-circle-rightレベル5 白ネイティブ音声だけを頼りに耳で復習(「できる」受験生はここまでして欲しい!)
1週間で色々な方法で30回ぐらい読んでいれば、プリントを見なくても、目をつぶってネイティブ音声にあわせ て英文をしゃべれるようになります。100%とはいかないまでも…。
実際は、ネイティブ音声にちょっと遅れて話すシャドウイングというやり方でOKです。
毎年、これができるようになる受験生は、かなり英語の実力がアップしています!
そして、1週間後の復習テストでは80%以上をキープし続けて、年間平均でも80%を取ることを目指して下さい。
- ネイティブの音声利用は、初日からレベルを上げていくのと同時進行で毎日利用するのが理想です。最初はプリントを見ながらのシャドウイングを繰り返しますが、最後の方ではプリントを見ずにシャドウイングができる生徒も出てきます。
これを目標にしてください。 - 3日目ぐらいからは、読んだ後にアウトプットをすること。読んだ後に、目をつぶって、単語、熟語、文法、英文など、
思い出そうとしながら口で言ってみて下さい。書いたら時間がかかるので喋るのがいいと思います。そのうち「できる」
受験生は、1週間で30回も読むと、英語長文のほとんどを英語でしゃべれるようになる生徒もいます。 - 受験の本番では音読はできないので、時々は、黙読もしてみてください。これは、音読復習をして内容を理解した後に行う事。