甲南大学の英語

1. 甲南大学について

 

甲南大学は、関西の中堅私大のグループの「産近甲龍」の一つです。

甲南大学には、兵庫県神戸市東灘区にある岡本キャンパス、兵庫県西宮市にある西宮キャンパス、兵庫県神戸市中央区にあるポートアイランドキャンパスの3つのキャンパスが設立されています。

8学部あり、文学部、法学部、経済学部、経営学部、理工学部、知能情報学部は岡本キャンパス、マネジメント創造学部は西宮キャンパス、フロンティアサイエンス学部はポートアイランドキャンパスに設置されています。

 

2. 甲南大学の入試について

 

甲南大学の一般入試について述べていきます。

一般選抜の3教科型の共通テストを利用しない方式の試験では、文系学部で英語と国語が必須となり、選択科目は社会と数学の中からとなる3教科で構成されます。

理系学部では、英語と数学が必須となり、理科の科目の中から選択となる3教科で構成されます。

甲南大学では、文系学部を受験するにしても理系学部を受験するにしても必ず英語の試験を受けなければなりません。

また、フロンティアサイエンス学部以外の学部は全て英語の試験の配点が一番高い配点となっています。

3. 甲南大学の英語の出題形式

 

試験時間は80分(理系学部の試験では70分)(選択式と記述式)

[Ⅰ]長文読解

[Ⅱ]長文読解

[Ⅲ]長文読解

[Ⅳ]会話文

[Ⅴ]自由英作(文系学部のみ)

 

文系学部では5題、理系学部では4題の大問から構成されており、[Ⅰ]と[Ⅱ]と[Ⅲ]が長文問題で、[Ⅳ]は会話文なので、問題全体の3/5が純粋な長文問題となっており、文章を読む問題も入れると4/5が英語の文章を読む問題となっています。

[Ⅰ]~[Ⅲ]の長文問題の中でも[Ⅰ]が一番長い長文の問題となっており、設問数も多くなっています。

[Ⅱ]と[Ⅲ]は[Ⅰ]に比べると難易度はそこまで高くないです。

[Ⅳ]は会話文となっており、会話表現を覚えているか問う問題ではなく、文法、語法、語彙に関する問題となっています。

[Ⅴ]はイラストを見て自由英作をするという問題となっています。

[Ⅰ]単語数は、長文のみで大体600単語程、問題文を入れると1000単語程

[Ⅱ]単語数は、長文のみで大体400単語程、問題文を入れると700単語程

[Ⅲ]単語数は、長文のみで大体350単語程、問題文を入れると600単語程

[Ⅳ]会話文のみで200単語程、選択肢も入れると400単語程

[Ⅴ]単語数は、0単語(自由英作なので英単語は使用されていません)

 

大問8題すべてで、長文・会話文のみで1550単語程、問題文を入れると2700単語程となり、使用されている単語数はそこまで多くありません。

 

4. 時間配分に関して

 

試験時間は、文系学部80分で、理系学部70分となり、10分間余らせて、解答ミスの確認や、飛ばした問題を再度解くための時間にあてたいので、実質解く時間は、文系学部70分で理系学部60分と考え、大問5題の時間配分の目安を決めると、以下のようになります。

ちょっとした微調整は、何回も過去問を解き、自分のベストな配分で調整して下さい。

 

[Ⅰ]20分

長文になるので、時間を取る

[Ⅱ]15分

出題されている中で一番長い長文なので少し時間を取る

[Ⅲ]10分(理系額の場合15分)

そこまで難易度の高くない長文なので時間を取る

[Ⅳ]10分

会話文2題なので少し時間を取る。

[Ⅴ]15分

自由英作なので少し時間を取る。

5. 配点に関して

 

配点は、200点満点(学部によって配点は異なります)です。

 

それぞれの配点は年度により変わりますが大体各1~8点程となっています。

 

6. 問題の特徴

 

甲南大学の問題は、幅広く長文、文法、語彙、会話文、英作とバランスよく問題が出題され、基本的な標準レベルの問題が出題されます。

 

多岐にわたる長文や文法、語彙の問題が出題されるので、長文対策、文法対策、単熟語の暗記といった基礎的な勉強をしっかりとしておくことが必要です。

 

7. 甲南問題対策

 

全部で大問が5題あり、[Ⅰ][Ⅱ][Ⅲ]が英語長文の問題で、特にその中でも[Ⅰ]の長文が長いので、英語長文を読むことに慣れ、速読できるようにしなければなりません。

そのため、英語長文速読オンライン塾では、英語長文の「音読復習」を毎日して長文に慣れる、文章の構成を学ぶ(文法力)、単語熟語力を養います。

そうすることで、英語長文を速読する力も培います。

 

また、[Ⅳ]の会話文では、会話表現ではなく、文法、語法、語彙に関する穴埋め問題が出題されるので、単熟語の暗記、基本的な文法はしっかりと勉強しておく必要があります。

 

あとは、文系学部では[Ⅴ]の問題でイラストを見て50語程で自由英作する問題が出題されるので、単熟語の暗記、文法の理解と暗記、そして英作文の練習をしておきましょう。

 

8. 最後に

 

過去問を秋頃から本格的にやっていくまでに、英語長文の「音読復習」、英語お長文速読オンライン塾で使用している長文・文法・英作対策のできる「Grammar Now ! 471」の勉強、単熟語の暗記をやっていき、基礎を固めていきます。

そして、過去問で正解できるように基礎を今のうちにやりこみましょう。

英語長文、文法、語彙などの問題が出題される甲南大学に合格するには、基礎の勉強をしっかりとしておくことが必要です。

 

英語長文が苦手な人は、長文音読復習を勉強のメインに据えて頑張って下さい!
そうすると、必ず、英語全体のの成績はアップします!
一番効率的に、しかも確実にアップします!!

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