最近受けた相談の1つを紹介します。
相談内容:親が、浪人はダメだと言う…
⇒理由を聞きましょう!もしお金が理由なら、実際は奨学金利用などで何とかなる場合が多いです。
浪人しなさい…なんて言う親は、あまりいません。結果的に浪人して関学以上に行く人は、ほぼみんな親を自力で説得しているのです。逆に、それぐらいのパワーがなければ、受験勉強もできないし、関関同立などの難関私大に行っても大学をエンジョイできないでしょうから、適当にそこらへんの大学に行っておくべきかもしれません。
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親「浪人してでも、関学以上に行きなさい!」
子供「ええわ。しんどいし」
→ 子供がへたれすぎ。数年後に世の中が分かってから大後悔するタイプ…
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親「浪人してでも、関学以上に行きなさい!」
子供「うん、わかった」
→ ちょっと要注意。本気で勉強せんとあかんよ!。調子が良すぎたら失敗の元。
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親「浪人は絶対にだめ!」
子供「お願いします。今までの事は反省して、心入れ替えます」
→ 一番浪人して成功するタイプ。
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親「浪人はだめ!」
子供「うん(ほんまは浪人してでも行きたいけど、親がアカンって言うし…)」
→ 子供にパワーがなさすぎ。30歳ぐらいで後悔して親を逆恨みするタイプ。
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親と子供の対立で、子供の方が上昇志向なのに、子供が親に負けてしまうなんて、子供のパワーがなさすぎです。
もしお金が理由なら、ほとんどのケースで理由にはなりません。
来年の1年間の比較をしてみてください。大学1年目で払う金額より、浪人の1年間で払う金額の方が安いのです。そして、最後の1年の学費は自分で払うとか、奨学金を借りたら済む話です。
今時、大学なんて全額奨学金でも行けるのです。塾出身者には、大学の学費は全額奨学金を借りて行ってる学生がわりといます。ただ、彼らに共通しているのは、就活が強い!例えば、2浪したM君は、親に「学費は一切払わない!」って言われたけど、関西学院大学に合格して、学費は奨学金を利用して全額自分で払って大学を卒業しました。大学時代はバイトも頑張り、体育会で部活もして、大手企業に就職しました。キットカットやネスカフェが看板商品のスイスに本社がある世界最大の食品メーカーです。こういった例は沢山聞いています。
「返済する奨学金」なら誰でももらえて、M君みたいに奨学金で大学の学費は全額カバーできるのだから「浪人できない理由」は「お金」が理由にはなりません。また、「浪人は格好悪い」という見かけの世間体を気にするのも人間が小さすぎます。もし親が反対するなら、今までのあなたの事を見て信用されていないのかもしれません。だったら、これをきっかけに、自分をガラッと変える覚悟で親を説得するべきです。
さっきのM君ぐらい、パワフルに自分の道を切り開いてください。後から後悔して、高校の先生や親を恨んで、「あの時、浪人はアカンっていう親の言うことに素直に従ったから、今、こうなったんや…」って、30歳ぐらいになって、自分の境遇を嘆いて親のせいにしてうじうじ人生を過ごしていては、情けな過ぎだし、せっかくの人生がもったいなさすぎです。
現役で関学以上に受かってくるか、ダメだったらスパッと割り切って浪人して上を目指すか。そういった生徒も応援します。
余談ですが、実は、浪人したプロ野球選手は好選手が多いと言われています。たぶん「妥協しないメンタル」と「今に見てろ!」的なパワーが大きいのでしょう。「浪人 芸能人」で検索しても、「あの人、浪人で立命なんや…、とか早稲田なんや…」って人がいるので、気になったら探してみてください。