一般入試私大受験11 月からの効率のいい勉強方法  

私立大学受験組に限らず、徐々に受験が近づいてきた今、効率のいい勉強方法を模索している方が多いのではないでしょうか。

難関私大の合格者に行っている当塾のアンケートにおいて、『 受験の本番で一番緊張したのは英語長文』という回答が圧倒的に多いです。特に私学文系の場合は、英語長文が一番配点が大きいのです!!ここで失敗してしまうと、合格は難しくなります。
だから英語長文は最後まで真剣モードで鍛え続けなくてはなりません。定期テストで部活を 3 日ほど休んだ後で練習を再開した時、 感覚がおかしい…という経験はありませんか?英語長文でも同じことが本番で起きるのです。
社会は緊張しません。 時間も余ることが多いでしょう。

現代文は英語ほど緊張しません。

英語長文の勉強方法がとても重要になるので、11月からの勉強方法の方針を確認します。
 ⑴英語長文をやりっぱなし…は、一番時間の無駄。必ず速読練習に持ち込めるように細部まで分析をする。
ただ、偏差値 40 台の人が問題集の全訳や解説を見ながら自力で英語長文を分析して音読復習に持ち込めるまでには、20~ 30 時間かかります。早稲田に受かった偏差値 70 の人(単熟語も復習も常に 90%前後)に、実験で自力で同じように分析させたら、5時間ぐらいかかりました。
だから、
英語長文の自力分析が一番時間を要するのです。これは「予習は時間がかかり過ぎる!」という事にも一致します。ここを塾に頼れば1時間で済むので、一番効率的。
2 月に向けて、だんだんと時間がなくなってくるので、効率的な勉強をしなくては受かりません。
※赤本の長文は、ある程度はやりっぱなしでもいいです。

時間を計らず、緊張感も持たずに英語長文をしても、本番に対しての効果はない!
ましてやランキングがなければ、相対的な自分の位置もわからないし、やる気が起こらない。
本番で、一番時間的に追い詰められて緊張するのが英語長文なので、『緊張』対策が絶対に必要。
この『緊張』対策は、家での勉強や映像授業ではできません。
「偏差値 70 もない生徒が英語の長文で手を抜いたらすべる」というケースをたくさん見てきましたが、以上の理由からも納得できます。

では具体的に英語の勉強は何をしていくか?
 ①必ず基本練習として毎週20枚の英語長文を音読復習でまわしていく この勉強方法は説明会や、その後の面談や色々な場面で話をしていますが、実際できている人はそんなに多くはありません。
これができる能力を身に付けたら、他の人より実力が付いているのは、過去長文復習ランキングからも明らかです。

②「新しい長文2枚」というのは、塾で実力テスト形式で時間を計って自力で緊張感を持って本番モードで解いた長文です。その時、ランキングを気にしたり、誰々には絶対に負けない!とか、本番を想定して過剰に自分にプレッシャーをかけて頑張ること。頻度は、週に2回。
過去問は別にして、速読練習用の分析まで持ち込めない長文をいくらやっても、時間がかかりすぎて、全体の効率はガタ落ちです。

③勉強がはかどっている人は、週に1回ぐらい赤本をやっていき、12 月には週に2~3回ぐらい赤本をやっていく。勉強の進み具合にもよるので、人によってペースは色々です。勉強が遅れている現役の生徒はなかなか思うように進まないと思います。11 月や最悪 12 月ぐらいからしか赤本をスタートできない人もいると思うので、担当の先生に相談してください。この時の長文は、細部まで分析をすると全体的な勉強の効率が落ちるのでサラッと間違った箇所の反省と知らなかった単熟語や文法を暗記して終わりにするのが良いと思います。
「細かい分析をしなかったので、速読練習まで持ち込むことができない長文」は、赤本だけにする。
だから、新しい長文を自力でしない。→ あくまで社会の暗記時間を残すための効率性を求めること!
 毎年、 この方法で早慶上智にも受かってきています。それなら、 関学や同志社や明治は楽勝のはず。英語長文は、 過剰にしても、全体の得点は伸びないので、『丁度いい感じ』を目指すのです。英語ができてきたら、社会はやり過ぎってことはありません。


④勉強が遅れている人や、熟語の暗記が遅れている人は、文法の問題集より、熟語カードを使って熟語を覚える。熟語や構文が頭にはいっていると、文法対策の時間短縮につながります。冬期講習での文法講座で最後に知識確認をします。この冬期講習は時間を計って文法を解くので、それまでにある程度の文法、熟語を覚えておいてください。覚えたものをサッとアウトプットできるかどうかを試す場です。だから、それまでに熟語も詰め込んでおく必要があるのです。大量の長文を音読復習していけば、何回も長文中にもでてきます。この時期は、効率のいい勉強方法を心がけてください。


負荷がかかる勉強はエネルギーも使いますが、本番を見据えて「ながら勉強」や「覚えたつもり勉強」は卒業しましょう。それが一番効率のいい方法です。

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