乗り越えたあとに得るもの

先日12月15日、ラクロス全日本大学選手権大会決勝に母校のラクロス部が出場するので応援にいってきました。決勝に進むことが決まった時、久々にラクロス部時代の同期、先輩後輩たちと連絡をとり、盛り上がること… 現役時代の熱さを思い出しました。

結果は惜しくも、日本一を逃し、準優勝。

試合の後、負けたチームは泣きながら、相手にエールを送る「エール交換」があります。勝ったチームも浮かれず、最後まで対戦相手に敬意を払う。そういう姿を見て、胸がぐっと熱くなりました。

母校のラクロス部は、私が在籍していた頃から、毎年のように「日本一」を目標に掲げて、日々の練習に取り組んでいます。

日本一という称号が本当に必要なのか、と新チームの体制になるたびに現役は考えます。現役から問いかけられるOBOGもいます。

日本一をめざすチーム、楽しさを追求するチーム。その中間。ラクロスをプレーする中で何を求めればいいのか。正解はすぐには見つかりません。

練習や試合をしていく中に、自分たちで感じていくものがあるはず。その感情は何か。チームであれば対話が必要です。個人競技だと、自分との対話ですね。スポーツだけではなく、受験も同じ。
一喜一憂しながらも、「もう少し上にいけるかもしれない」と思い続けて頑張ってきた日々。
私も40代。偉そうなことは何もいえないけど、それなりの挫折と小さな成功体験の連続でここまで来ました。
受験勉強の後の大学生活で「何かに打ち込んだ」と胸をはっていえることだけは事実で、自分にとっての誇りです。辛いときもあったけど、そこで向き合えたという自分への信頼。そして、一緒に乗り越えた友人は、今でも安心して悩みを相談したり、しんどいことを気楽にのりこえるヒントをもらえたり…

すべては乗り越えた後にきます。母校の応援で感じたこと、思い出したことが沢山あったので、また授業の合間にも生徒には伝えていきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

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