
先日「受験のバイブル」という定期配信のおたよりを塾生の保護者様宛に郵送させていただきました。
2:去年の11月に実施した、受験に対する希望調査
3:アンケートの後で、たくさん相談がありました…
4:プロ野球のスカウトが高校生を見る時に注目するポイントから、学べ! 5:お父さん、お母さんへのお願い
① お金がかかる…について
② 浪人だと世間体が悪い…について
③ 女の子に浪人なんて、世間体が悪い…について ④ 今までダラダラ勉強しなかったのに、浪人して勉強する!なんて、信じられない…について
6:親の時代と比べたら断然入りやすいトップ10万人
7:「滑り止め」を受けようとする普通の文系の現役生へ、最後のアドバイス
8:高校の進路指導
9:赤本大会は、よほどの事がない限り参加してください!
10 :受験大学と学部の決定の仕方のアドバイス
11:心が折れそうになった時に見る、やる気が出るかもしれない
12:これからの予定
3.のアンケートは以下のようなものでした。
➀「浪人してでも希望する大学に進学したい」
②「浪人は絶対したくないので、現役でいける大学に行きたい」
③「迷っている」
アンケート後、たくさんの反応がありました。
A 『浪人してでも希望する大学(難関大学)にこだわるのか、意味がわからない』派
B 『浪人してでも、希望する大学に行きたい(生徒)、行ってほしい(親)』派
Aの人は、割と感情的な判断の感じがします。というのは、その理由が…
・大学はどこに行っても同じじゃないの?そんなにこだわるのが理解できない(親)
・まわりでそんな人いないし(生徒)
・今まで勉強してないあなたが浪人しても勉強するわけない(親) ⇒ この後に言うドリームキラーのケース
・女子は、浪人してたら婚期が遅れると親に言われた(生徒) ⇒ いつの時代??
Bの人は、理論派で、情報を分析した結果、戦略的に人生を考えているような気がします。…というのは、その理由が…
・自分も頑張って、頑張った人らが行く大学で充実した4年間を送りたい(生徒、親)
・4年間で知り合ったり友達になる人が全然変わるから浪人してでも関関同立以上に行ってほしい(親)
・そこで知り合った人と結婚もする可能性が高いから、頑張らなかった結果で行く大学に学費を払う気はしない(親)
・就職活動で学歴フィルターが歴然とあるので、そこで苦しむのなら、今頑張っておけ!(大手企業勤務のお母さん)
・高校3の夏まで意識が低く、やる気もなかったから、浪人してリセットして生まれ変わったように頑張りたい!(生徒)
・今までの流れで、がんばらずに、このままの状態で行ける大学で妥協していいのか、不安になった(生徒)
・私は高3の時は何にも考えず勉強もしなかったけど、浪人して世の中や人生的な事も感じるようになって、生まれ変わっ たように勉強できたから、高3の時に頑張らなかったからと言って、子供の将来の可能性を奪いたくない(父親)
・努力もせずに行ける大学に行けば、高校時代のダメなあなたのまま大学生活を送ることになるから、大学に行きたいなら
努力していける大学にしなさい。現役で無理なら、そこで思い知って反省して、浪人して努力してください。(親)
基本的には、残された時間必死で勉強をし、現役合格を目指してください。普通の文系なら滑り止め対策に時間をとられすぎず、希望大学を目指す。ダメだったらまたリセットして頑張ればいいだけです。
そういった「おたより」やブログで紹介させていただいている考え方は、絶対的な「正解」ではありません。生徒は、一人ひとりが個性を持っています。押しつけではなく、実際の塾の現場で考えていることや、生徒たちの声から気付いたことを、保護者の皆様にアドバイスやヒントをお伝えしている、そんなイメージです。
書店ではたくさんの「受験や人生で成功するための本」が並んでいますし、youtubeでも日々盛んに取り上げられています。一般的なことが書かれているものもありますし、「特殊・特別な方法」が書かれているものもあります。時として話題になるのは、少し「突飛」なものだったりすることもあるようです。そういったものの方が話題にはなりやすいのでしょう。ただ、それらに書かれていること(一般的なことも特殊な方法も)はすべての生徒に当てはまるものではないはずです。
大学受験へ向けて高いハードルの学習を継続していくことで、精神的な発達・成長を促す効果もあると私は思っています。試験に向けて計画的に学習していくことや、自分の弱点を把握し克服するために努力をすることなども、同じように成長を促します。
力を出し切ったかどうか、数ヶ月先の自分がどう感じるか…そういったイメージトレーニングも行いましょう。