「しない」選択

「11月に入ったし、効率のいい勉強しかしたくない」はずが
生徒をみていると「あれもこれも追加」の傾向が。。。他塾の友達の勉強方法は、時に良く見えるのです。

限られた時間の中では、「すること」だけでなく「しないこと」を決めることが重要です。

私立文系大学志望の塾生には11月はしなくていいことを次のように伝えています。

①新しい英語長文を自分でしない。(大学過去問は別)

分析して速読練習(復習)まで持込めない長文は、大学過去問以外 やる意味がないと言っても過言ではありません。自分で新しい英語長文を分析するのは時間が掛かりすぎ 、11月にするには結果的に非効率です。

②細かい文法構文は、11月はしない。年末年始の冬期講習で詰め込む!

受験直前に詰め込んだほうが楽だし効率的。ただし、過去問や授業で出てきた重要構文や熟語は都度、今しかないという覚悟で覚えていきましょう。重要構文や熟語の知識で解ける英文法問題は、絶対に落としてはいけません。冬期講習に関する案内は別途案内予定です。

③お喋りは制限。

ついつい友達と顔を合わせるたびに不安を話してしまったり、昨日の過ごし方を話してしまっていませんか?多少は仕方がありませんが、お喋りには時間が思ったよりも取られてしまいます。問題解決するには結局勉強時間確保しかありません。負のエネルギーに引っ張られてしまうこともあります。自分のために、お喋りは自粛です。

他にもあるのですが、まずはこの3つを「しない」。

「ここぞ!」という時にメンタルの強いスポーツ選手は、練習の時から、チャンスやピンチの場面を想定して練習しているそうです!取組み方は、見習いましょう!

 

受験の仕方

ここ数年の藤井セミナーから現役で関学同志社に合格した生徒の「受験の仕方」を調べてみました。

関学同志社への現役合格者の、80%以上が『滑り止め無し』の受験で合格しています。
関学同志社への現役合格者の、20%弱が『滑り止め』を受けています。

滑り止めを受けた20%の人に、再アンケートをしました。
『今、現実に関学や同志社に通っているけど、もし受験の時に関学同志社に滑ってたら、滑り止め大学に行ってるわけだけど、今考えたら、それについてどう思う?』
この質問に対して、80%以上の人が『今となっては滑り止め大学に行くのは絶対に嫌。だから、もう1回受験するなら、滑り止めは受けない』というような回答です。だいたい、毎年こんな数字で、大きくは変わりません。

あともう1つあるのですが、実は滑り止めを受けているほとんどの生徒が、自分は受けたくないのに、周囲に圧力を掛けられて受けさせられているケースが多いようです。

この数字をどう見るかです。『滑り止め無し』で合格してきている人の多くが、直前の模試でも関関同立がE判定で、滑り止めを受けろ!と言われてきた人たちです。彼ら彼女らは『滑り止め』を受けない事で、自分を追い込んで最後まで必死で頑張って、関学や同志社に現役合格してきています。

一方で、彼らより、もっと頭がよくて『できる』生徒でも、公募推薦でどこか確保したり、本番で滑り止めに受ける事で、やっぱり知らず知らずのうちに勉強パワーが落ちていき、『徹底と集中』ができなくなって最後まで頑張り切れずに、結局は『滑り止め』大学に行くことになる生徒が多くいます。

つまり、ギリギリかどうか?もしくは、学校の先生からしたら「無理やろ…」と思われる生徒ほど、「滑り止め無し」で最後まで頑張った方が受かる確率が断然高いということです。全部滑ってしまったら、来年にチャンスは持ち越しです。何を人生のリスクと考えるか。滑り止め大学に行くことは、リスクかどうか。

≪結 論≫
滑り止めなんか受けず、関学同志社で徹底した方が、断然受かりやすい!
それで浪人しても、結果的に関学同志社に進学した生徒は後悔していない!!

判断の基準は、以下の2つを天秤にかけて考えることになると思います。

浪人して関関同立に行って
「しまった、大学はどこでもよく、現役にこだわれば良かった…」

V S

現役で志望校以外の大学に行って
「しまった、浪人してでも志望校の方がよかった…」

この2つで、自分ならどっちを感じるか…が決め手でしょう。覚悟を決めましょう。

 

おすすめの記事