最近あったご質問
Q. 「英検準1級を取ろうと思うのですが、特別対策講座とか探したほうがいいですか?」
A. 「英検準1級までは、特別な対策は不要です。
単熟語を覚えて長文音読復習で速読力を鍛えることを優先しましょう!」
目次
● 英検2級について
① レベル:英語がそこそこ得意で関学や同志社に受かった時には、英検2級はかなり簡単で楽勝なレベルです。
英検2級のリーディングの文章のレベルは、大学生になればおそらく受けるであろうTOEICでは、英文を見ないで
リスニングで1回で内容を聞き取らなければならないレベルだと思います。
② 合否:6割前後が合否のレベルらしくて、何回か受ければ受験勉強的な英語力がかなり無い人でも時々受かってきます。
英検2級を持っていても英語ができない人もたくさんいます。
③ 大学受験:関関同立やGMARCH以上を狙うなら、英検2級を持っていても一般的には利用できる入試はほぼありません。
④ 勉強方法:藤井セミナーの英語の勉強を頑張ってたら、高2の間に取れるレベルです。
⑤ その他:高校生が自分の英語の実力を確認する目安程度にするなら、受けてもいいかもしれません。大学に行けば英語の物差しはTOEIC一辺倒になります。大学生の就職活動で、関関同立やGMARCHの学生が履歴書に英検2級…とは書けないと思います。というのは実際の入試の方が英検2級よりかなり難しいので、アピールにはなりません。
● 英検準1級について
① レベル:英語の語彙力や長文レベルは、関関同立やGMARCHレベルの標準的なレベルになります。実際には、
これらの難関大学では英検1級レベルの難易度の長文も出てきます。
② 合否:7割前後らしいです。さすがに英検準1級になると、英検2級と違って「英語ができない人が受かる」ということ
はかなり激減します。ほとんどの合格者は、受験勉強的には英語が得意な人たちになります。小さい時かネイティブに英会
話を習っていた…というような人が、英語の文法や長文ができなくてもリスニングゾーンで高得点を取って合格する時もあ
ります。
③ 大学受験:英検準1級なら、関関同立やGMARCHで利用できる入試が増えてきます。
④ 勉強方法:英語が苦手な生徒が、高2の冬から藤井セミナーで受験勉強の英語を始めると、高3の夏前後に英検準1級を
取って来る受験生が出てきます。こういった生徒は、しっかりと英語長文の復習を継続して、英単語や熟語を覚えて行った生
徒です。大学入試の英語長文と違って、英検の長文は読んで分かれば、設問は簡単です。一方で、大学入試の英語長文は、
読んでわかったつもりでも、設問が難しいケースもあります。なので、英検準1級を狙う勉強なら、関関同立やGMARCH
を狙う英語の受験勉強の中に含まれてしまうので、特別な対策は必要ありません。毎年、英検準1級を取ってくる生徒は、
藤井セミナーの英語の勉強だけで英検準1級を取れています。(試験直前は、時間を計って2回ぐらいは全体を解いてい
ます)
⑤ その他:大学生の就職活動でも、英検準1級は堂々と履歴書などに書けると思いますが、大学に行けばTOEICの点数を
示せた方がスコアによっては英語力があるアピールになります。
● まとめ
▼ 英検の2級のレベルは、だいたい産近龍レベルで、そこから甲南・関大・立命とちょとずつ難しくなって、そして英検準1
級レベルが関学・同志社レベルという感じです。英検2級や準1級は、普通の受験勉強を藤井セミナーで頑張っていれば取れるレベルなので、特に対策は不要です。
▼ どんな英語の試験であっても『単熟語の暗記』、『英語長文の速読力』の2つは必須です。この2つは努力だけで伸ばすことができます。この2つが中途半端な状態で受けると、英検2級といえども滑ります。でも、この2つを徹底的にハイレベルで行うと、英検準1級までなら合格できます。なぜなら設問は簡単だからです。そこから、ひっかけ問題も含む難しい設問に答えられるようになれば、関関同立、GMARCHなどの英語に対応できるようになります。
英検であろうと大学受験の英語であろうと、英語長文の速読力と、単熟語の暗記の2つが非常に重要です!