「3週間平均」「年間成績表」とは?

藤井セミナーでは、「復習重視」ということを毎回お伝えしておりますが、その努力結果は、「3週間平均」と「年間成績表」で確認します。

《 3週間平均のランキング表 》

…ライバルの数字もわかるので、やる気がアップしないわけがない!

最近、大手のオンライン塾(コーチング主体の塾)を辞めてきた生徒たちが7人ほどいたのですが、「藤井セミナーのランキングで自分の結果が毎週毎週数字で出るを見たら、やる気が出てきた!」…と全員が言ってました。

これは週の前半の英語長文の授業後に、復習用として配られるB4サイズのプリントの裏に刷っています。上段はクラス単位、下段は塾の全生徒になります。浪人生は高校名が墨塗になっています。保護者の方もお子様に見せてもらってください。

①「復習」の3週間平均のランキングで80%を継続して取るように頑張ること

英単語の暗記はゼロの状態から頑張っても数ヶ月必要ですが、1枚の英語長文教材の復習であれば、1週間の読み込みで比較的簡単にクリアできます。

授業後すぐに英語長文の分析と理解に取り掛かることが大事。そして理解してから『同時通訳方式から始める音読復習』をしてください。最初は1週間で30回読んでやっと復習テストが80%だとしても、慣れて来たら25回で80%が取れる、20回でも取れる…と、どんどん勉強時間が短縮されていきます。どんなに慣れても1週間で20回は読んでください。目的は、 英語を理解する反射神経を鍛えることと、英文を読んでも読んでも疲れない脳の体力と、英語に飽きない忍耐力を養うことにあります。試験の本番では時間制限があるので、速く読まないと間に合いません。継続していくと、1週間で20回読むトータル時間がどんどん減っていき、どんどん楽になります。この「どんどん楽になって、英語の勉強時間が減っていく英語の勉強方法」は、映像授業や授業中心の大手予備校にはない勉強方法です!

② 「英単熟語一斉テスト」夏休み中に80%

単熟語一斉テストは、月1回実施する100問テストです。基本は英単熟語の全範囲が試験範囲ですが、最初は範囲を小さめに設定しています。単語記録用紙を見れば範囲が分かります。浪人生は6月末以降はずっと80%以上をキープする事が原則で基本です。これも、努力だけでできます。「英単熟語一斉テスト」で85%か90%を超えたら、単語集や熟語集に載っていない語句に出くわした時に、それらも同じ大きさのカードに書き込んで覚えていってください。単語集は別の物を2つ買う必要はありません。ほとんど同じような単語でかぶるので、自分がやった長文から拾っていくのが効率的です。

③ 文法構文テスト 週1回実施

決まった範囲を進めていきます。基本の文法事項が紹介されているので、授業途中でも参照することもあります。特に浪人生は毎回80%以上を取るように。

④ 過去長文復習

秋からは、過去長文の復習テストも追加されます。説明会で言った「1週間で過去長文を20枚回す」ということが本当にできているかどうかをチェックします。これも80%以上を取れるようにしっかりと過去長文の復習も実行してください。

⑤ 「実力」ランキング

実力ランキングは3週間の合計です。これら①から④ができて、だんだんと実力がアップしていくので、最初は実力のランキングが低くても全く問題有りません。そして実力は順位ではなく「現役3位の80%」の得点以内に収まることを目標にしてください。4月ぐらいは「できる」生徒は少ないので20名ぐらいかもしれません。でもだんだんと実力がつく生徒が増えるのでGWには40人ぐらいがこのゾーンに入ってきて、夏休み前には60人ぐらいがこのゾーンい入ってきま す。夏休み後には100人近くがこのゾーンに入って来ると思います。過去の生徒を調べると、英語が得意で関学同志社明治以上に受かる生徒の多くが、この「現役3位の80%以内」に居ることが分かったのです。だから、順位ではなくこの位置に入ることを目標としてください。ただし、復習と単熟語の暗記ができてなければ、実力アップを願ったり念じたりしても、絶対に実力はアップしません。まずは、地道な努力で、授業後の速読練習(復習)と単熟語の暗記を毎日しっかりと継続して、数値として結果を残すことが大事です。

《 年間成績表 》 …藤井セミナーでは、「やったこと」を全て数値化します

【努力ゾーンは、年間平均80%以上、トータルポイントが1万2000ポイントが目標!】

年間成績表は、個人の成績表なので「3週間平均」と違って自分だけの数字です。これはほぼ毎月郵送します。日付のところには、1回1回の授業のデータが、実力と復習の項目で出てきます。また、下段には、英語長文の復習テスト、文法テスト、単熟語一斉テスト、社会の復習テストの年間平均が常に更新されて出てきます。

目標は、努力だけでできる5項目の「火曜日の英語長文の復習テスト」、「金曜日の英語長文の復習テスト」、「文法テスト」、「単熟語一斉テスト」、「社会の復習テスト」を、それぞれ年間平均で80%以上を取る事です。これらは努力だけでできます。ただ、高校3年生は、部活もあるので大変だと思いますが、浪人生は高校も部活もないので、この5項目は綺麗に達成できるはず。

去年、同志社の英語で200点満点中181点を取って合格した六アイの井戸さんや、同志社の英語は満点で早稲田も合格した須磨翔風高校の陸上部の今堀君らは、現役生ですがこの年間平均がほぼ全て80%を超えています。

トータルポイントは、「火曜日の英語長文の復習テスト」、「金曜日の英語長文の復習テスト」、「文法テスト」、「社会の復習テスト」の4項目は授業の1週間後に復習テストをするので、月に4回で、年に10か月です。つまり、4項目×4回×10か月で、これに仮に70%(70点)を掛けると、1万1200ポイントとなります。それに毎月の単熟語一斉テストが70%として10か月では700ポイントになるので、合計で1万1900ポイントです。試算ではちょっと努力が中途半端な数字の70%としましたが、目標は年間平均で80%なので、これなら1万3600ポイントとなります。なので、1万2000ポイントは十分可能です。

5項目年間平均 総合ポイント
2024年 K君 現役 兵庫県 83% 11,142 関学の法、法、法、商に4学部全勝で現役合格。
2024年 K君 浪人 兵庫県 82% 11,061 同志社3つ、関学4つに合格。
2023年 I君 現役 兵庫県 85% 13,200 同志社の英語は満点、早稲田にも現役合格
2023年 Iさん 現役 兵庫県 86% 11,286 中学時代の英語の通知簿は2でも、同志社英語で90%以上を取り、同志社全勝で合格。
2021年 M君 浪人 兵庫県 87% 13,017 甲南に現役合格したけど、同志社を目指して浪人し、同志社に3つ合格。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2か月に1回程度の模試よりも、まずはこちらの数字を信頼して頑張って下さい。ちなみに、今年三田学園(兵庫県)のサッカー部のT君が、高校3年生春には甲南大学志望だったのに、結果関学同志社に全勝、慶応の商と文に現役合格しました。彼は12月の最後の進路指導で高校の先生からは「産近甲龍が妥当。受かっても関学1つ」と言われたのです。高校の進路指導は模試の結果からしか判断しないので、このような進路指導になるのです。藤井セミナーから関学や同志社に現役合格する生徒の多くは、神戸学院大学などを勧められていたという話もよく聞きます。

 模試の結果よりも『年間総合ポイントで1万2000ポイント以上で、年間平均80%以上』を目指してください。

努力ゾーンが年間平均80%以上の生徒は、慶應・早稲田に全員合格している!

今の所、さっき説明した毎月送付の「年間成績表」で、努力ゾーンの5項目(長文復習テスト2つ、単熟語テスト、文法テスト、社会の復習テスト)を全て年間平均で80%を超えて、年間総合ポイントが1万2000を超える生徒で、早稲田や慶應を滑った生徒はいません。だったら、関関同立やGMARCHなら楽勝…ってことです。現役で早稲田に合格して同志社の英語は満点を取った須磨翔風の今堀君は5項目中1つだけ70%台でしたが、早稲田に受かっています。

高校3年生の人たちは、スキマ時間を最大限利用し、取り組むしかないです。部活の試合などで休むときもあるかもしれないので、目標は「努力ゾーン」の復習や暗記のテストは年間平均で80%以上!です。

浪人生は、高校には行ってなくて部活もありません。この1年は大学に受かるためだけの1年なので、妥協なく80%以上で、なおかつ年間総合ポイントで1万2000を超えるように頑張ってください。これが達成されたら、関関同立やGMARCHなら滑ることはありません。実際、早稲田や慶応でも合格しています。
そして浪人生は、「勝ちに不思議の勝ちあり。 負けに不思議の負けなし。」を強く意識すること。

努力ゾーンが年間平均70%ならどうなる?

実際には、努力ゾーンの4項目で年間平均70%なら、関関同立やGMARCHならかなり受かっています。早稲田慶応に受かる生徒も何人もいます。90%近くの人は関関同立やGMARCHには受かっているのです。でも、これに安心してはダメです!逆から言うと、努力ゾーン4項目で70%でも20%近くの人は滑っているのです。 特に、現役より浪人生の方が滑りやすい! 理由は右のグラフを見たら分かると思います。浪人生の年間平均70%は、4月からそこそこやっての70%で、90%を取ることがなくまんべんなく70%…という人が多いのです。一方で、現役の70%は、4月は部活が忙しくてあんまりできなくても、そこからどんどんと勢いをまして、秋以降は80%や90%の復習で追い込んでの年間平均が70%なのです。だから、入試直前での勢いが全然違うのです。

特に浪人生には注意しておいてほしいのですが、努力ゾーンは80%どころか、90%ぐらいで推移するようにしましょう。勿論「今年は徹底的に頑張るぞ!」と思っているはずです。「徹底」という言葉から想像する数字は何%ですか?やっぱり90%ぐらいでしょう。なので、70%では中途半端すぎます。失敗して最低ラインで80%です。

今回は数字を少し出したお話でした。個別面談では生徒本人の数字を出していき、目標とするレベルに到達する勉強方法をお伝えします。不安なことがあれば、メッセージくださいね!!

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