音読復習面談を終えて

復習ができていない人を中心に 「音読復習のやり方」面談を実施しました。

まだまだ不十分でできてない人もいました。できていない人は、実際に声を出して音読をして,
自分でできているかどうかを確認していないケースがほとんどです。「英語が苦手で慣れないうちは、声に出してしっかりと確認作業をした方が絶対にいいです!!」

…というのは、英語が苦手なうちは、授業後の復習(確認)でもそこそこ時間はかかるはずなので、黙ってじーっとして、ぼーっと見てたら、そりゃ眠くもなります。また違う事も頭をよぎって、知らない間に「今日の晩飯なにやろ…」とか、考えているものです。だから、大きめの声を出して自分の耳に入れて、頭の中は目の前の英文に集中するのです!
できていなかった人には、かなり具体的に詳しく教えて、実演もやってみたので、もう「やり方がわからない…」は、無いですよね??あとは、自分が実行するだけですよ!やり方が分からない人は、申し出てくださいね!

 

 

英語ができない生徒ほど、授業中に指示通りに斜線などの記号を入れてない!(斜線など記号が必要な理由)

 

 

頭がすごくよくて、視覚的に判断しなくても、英語をブロックごとにさっとわかる人は斜線で文を区切る必要がありません。でも、藤井セミナー出身の社会人で、海外赴任も経験しているOBですら、英語の書類を読むときは斜線を知らず知らず引っ張っている…と言ってます。彼らの仕事は、毎日英語の文書だらけで仕事をしているのにも関わらず…です。まさか、今の段階でこういったOB達より英語ができるわけはないですよね??
斜線や記号を入れながら読む大きな理由の1つは、難解で長い英文をブロックごとに区切るためです。長い文章でも、いくつかのブロックに分けて考えたら、和訳もそんなに難しくありません。また、日本語と英語では単語が出てくる順番が違うので、なおさら区切れ目を正確に意識していかないと、速読ができません。
だから、これから面談で「斜線引いてないよ!」と、言われることの無いようにしてくださいね。

また、どこで斜線を引くかは、だいたい決まってます。それは担当の先生に質問してください。でも、できるようになった人は、そういった場所を意識せずにできていくようになります。また実力がアップして英検1級ぐらいの長文を斜線をさっさと引きながら読めるようになれば、英検2級ぐらいの英語長文は一切斜線はひかなくてもサッと読めるようになります。
ただ、以上の話は、「英語ができない人」向けの話なので、しっかりと斜線を引っ張って、英文の区切れ目や、ひとまとまりのブロックを意識して音読復習を繰り返してください。

 

行間に日本語をダラダラ書くのは、一番ダメなメモの仕方なので、やめましょう!

 

メモは、斜線などの記号と、分からない文法事項や文法の名称、分からない単語や熟語、ぐらいにしておく。だらだらと日本語を書いてしまうと、結局日本語を読んでいるだけになるので、全く応用が利かなくなります。例えば… Suppose your friend has just been to the dentist and cannot talk clearly. で始まる英文を2~3週間前にやりました。なら、記号とメモはこんな感じです。(英語の下がメモになります)

そして、音読復習の最初の段階の「同時通訳読み」はこんな感じです。 Suppose 仮定しろ your friend あなたの友達が has just been to dentis ちょうど歯医者に行ってきたところだと、 and そして cannot talk clearly はっきりとは喋れないと

この時、今日は friend 「友達」と言って、明日は「友人」と言っても、全然OKです。でも、ダラダラと分かっている単語まで入れて日本語を書いている人は、常に日本語を見ているので、応用の範囲が全くなくなります。だから良くないのです。
もし、授業の受け方や、メモの仕方で不安な人は、すぐに先生に質問してみてくださいね!

 

同時通訳での音読復習が必要な理由

まず2つの前提があります。
1:人間が思考する時は、母国語を使って思考をする
2:英語を速く読むには、英語が書かれた順番で理解する必要がある

この2つの条件を満たすのが、同時通訳のように英語を書かれた順番で読む練習なのです。これが速読練習の第一歩です。
入試の英語長文は深く理解をしておかないと、「だいたい分かった」という人向けにはたくさんの引っかけ問題が用意されています。だから深く考えながら読んで、しっかりと理解する必要があります。でも、母国語でない英語のままで深く考えて理解できますか? 当然できないでしょう…。でも、和訳をしていたら時間が足りません。受験当日には制限時間があるのです。だから、英語が書かれた順番のまま理解する同時通訳的に読む練習をするのです。そして、黙って考えるより、声に出した方が断然考えはまとまりやすいのです。慣れてきたら、だんだんと声に出さなくても理解できたり、さらに練習を積んで慣れてきたら、英検2級から準1級ぐらいの英語長文なら英語を英語のまま理解できるようになります。でも、これはかなり練習を積んだ後のことです。偏差値が70を突破するまでは、最初の復習は必ず同時通訳的な音読復習ではじめてください。

 

同時通訳での音読復習の目的

「やってる事」の目的はしっかりと把握して、意識しておいてください。「これをやったら、どうなるか?」と理解せずに回数を重ねても、効果は薄いのです。受験勉強の最大の目的、もしくはゴールは、『試験当日に、時間内で解く』ことです。

英語の受験勉強とは?と言われたら、「スピード」が最重要なのです。いくら頭がよくても、時間内に解き終わらなければ点数は上がりません。多くの人は英語の試験で時間が無くなります。だから、読むスピードを鍛えることが大事です。

英語の受験勉強の目的は、もう、この1点『英語を読んで解くスピードを鍛える!』に尽きます。これを鍛える事に成功したら、難関私学文型ならかなり合格に近づきます。
受験の英語では絶対に必要な「制限時間内で読む」、つまり『速く英文を読む!』ことができるようになる目的で、全ての英語の勉強を構築していく必要があります。その中で、一番重要な役割を果たすのが、同時通訳読みで始める音読復習なのです。

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